肩こりの原因と解消法

ふだん私たちは意識していませんが、頭の重さは約5キロもあります。そんな重い頭を支えているのが、首と肩です。また、日本人は欧米人と比較し、頭が大きいわりに首から肩の骨格や筋肉が細いため、肩こりを起こしやすいといわれます。

男女問わず肩こりに悩んでいる人はとても多く、日常生活で体の不調を自覚する症状のなかで、肩こりは女性では1位、男性では2位になっているほどです。

肩こりが続くと体の不調だけではなく、心まで疲れてしまう深刻な問題です。

そこで、肩こりの原因を見極め、解消する方法を4つのタイプ別にご紹介します。

肩こりの4つの原因

1 運動不足

運動不足になると肩回りの筋肉を使わないため血行不良になり、血行障害をおこすことにより、筋肉内に老廃物が蓄積し、肩こりになります。また、運動不足になる人は、忙しく時間が無いのも特徴です。

〇解決策

週末やできる限りの運動、ストレッチがカギになります。でも、日々運動できない人も多いはず。そんな人に試してほしいのはこちら。時間が無い人や運動が苦手な人は、自身の健康のために見てください。

2 姿勢不良

仕事でパソコンを使い、通勤ではスマートフォンを使う事が多くなっています。そのような人は、常に同じ姿勢でいることで筋肉が常に緊張状態になって、固まっています。もともとS字カーブを描いている人間の脊椎は、パソコンやスマートフォンの画面を見続けることでS字を維持するために首から肩にかけての筋肉を使い、緊張するのです。これが猫背の原因。猫背になると、老けたように見えますし、良い事がありません。

〇解決策

適度に運動している人でも、姿勢によって肩こりや腰痛に悩まされることもあります。一番良いのは、自身で姿勢を正しく維持することですが、できない場合は、サポートしてくれるものがあると良いかもしれません。

3 冷え性

特に女性に多く見られますが、最近では、空調の効きすぎた室内で仕事をする男性にも冷え性は多くなってきているそうです。冷えは、末端から進み、体の内臓まで冷やしてしまう可能性があります。夏場は、食欲が落ち、冷たいモノを食べがち。そうなると、血流が滞り肩回りの血流も阻害されることで肩こりになってしまいます。

〇解決策

運動、姿勢や食事に気を付けていてもオフィスワークでの血行不良や冷えには、多くの人が悩まされています。対処療法は様々ありますが、どうしても辛いときには、漢方を試してみてはいかがでしょうか。

4 ストレス

仕事や通勤、友人づきあい等、ストレスを受けると、人間の体は、自分を守ろうとして、自然と体全体に力が入ります。そのため、筋肉が過度に緊張状態となり、凝り固まってしまいます。

〇解決策

仕事やお付き合いを急にやめるわけには行きません。でも気持ちと体が疲れ切ったとき、お風呂でリラックスする事で血行も良くなります。

いかがでしたか?あなたの合った解決策は見つかりましたか?

肩こりの思わぬ原因

たかが肩こりと思っていると、関節や脊椎など、整形外科にかかわる病気はもちろんのこと、狭心症や卵巣膿腫(らんそうのうしゅ)、腎結石(じんけっせき)といった内臓の病気が見つかるケースもあります。

さらに、肩を動かしていなくても左肩が痛み続ける場合には狭心症、右肩や背中の痛みなどがあれば胆石、肩の痛みや腕が上がらない場合には自然気胸の可能性もあります。

「常に同じ部分が痛む」「痛くて動かせない」などの症状が「1週間以上痛みやしびれなどの症状が続くなら、まずは整形外科を受診した方がいい」というのが、一般的な病院の見解です。症状が続くようなら病院にかかってくださいね。

食事と睡眠で肩こりを防ぐには

すこし、話が重くなってしまったので、最後に・・・

肩こりは主に血行不良からくるものが多いことから、毎日の食べ物に少し気をつかうことで症状が改善されるケースも考えられます。たとえば、温かいものを摂り、体を冷やさないようにすることも大切です。また、カリウムやミネラルが豊富な食べ物(アボカドやバナナ)を摂る事で、水分代謝をあげる事も大切です。

そのほか、枕や寝相も意識するのも良い方法です。リラックスして深い睡眠をとる事で成長ホルモンが分泌され、気持ちも上向く可能性があります。